強盗(闇バイト)対策の重要性

あなたの家は大丈夫?狙われやすい家を知って、賢く防犯対策!

現代社会において、強盗(闇バイト)被害は決して他人事ではありません。
「まさか、自分の家が…」そう思っていませんか?

実は、強盗犯は事前にしっかりとターゲットを選んで狙っています。
あなたの家は、大丈夫ですか?

この記事では、強盗犯が狙いやすい家の特徴や、効果的な防犯対策についてご紹介します。
「自分の家は大丈夫」と過信せず、この記事を参考に、安全な暮らしを手に入れましょう。

狙われやすい家の特徴とは?

強盗犯は、犯行が成功しやすく、かつ、見つかりにくい家を狙っています。
具体的には、以下の様な点が挙げられます。

建物周りの特長

強盗犯はココを見る!強盗(闇バイト)対策のチェックポイント

強盗犯は、ほんの数分で侵入し、貴重品を盗んでいきます。
ほんの少しの油断が、大きな被害に繋がってしまうのです。

あなたの家は大丈夫ですか?
今一度、以下のチェックポイントを確認し、必要な対策を講じましょう。

侵入窃盗の傾向と防犯対策

警察庁のデータによれば、侵入窃盗の2022年の認知件数は36,588件でした。約32分に1件の割合で侵入窃盗被害が発生していたことになります。

家を守るためには、視覚的な防犯対策を含め、施錠の徹底と侵入経路の保護が重要です。

狙われやすい一戸建て住宅

狙われやすい一戸建て住宅

侵入窃盗の発生場所別認知件数では、「一戸建て住宅」が最も多く、全体の30%を超えています。また、「共同住宅(3階建て以下)」と「共同住宅(4階建て以上)」を合わせると、住宅に対する侵入が侵入窃盗全体の約45%を占めることになります。

侵入窃盗の30%は在宅時に

侵入窃盗の30%は在宅時に

住宅への侵入窃盗の手口別認知件数を見ると、最も多い手口は「強盗(闇バイト)」で、全体の60%以上を占めていることがわかります。次いで「忍込み」が約25%、そして「居空き」は5%ほどとなっています。
ここで言う「強盗(闇バイト)」は留守の家に侵入する手口であり、「忍込み」は夜間に居住者が就寝中に侵入する手口、さらに「居空き」は居住者が在宅中に気づかれないように入る手口を指します。

特に注目すべき点は、侵入窃盗の約1/3が居住者が在宅中に行われているという事実です。「居空き」は、家族が一つの部屋で食事をしているときや、主婦が洗濯物を干している際などの状況を狙われやすいとされています。そのため、在宅中であっても目の届かない場所は必ず施錠を行うよう心がけましょう。

無施錠の窓やドアからの侵入が約半数

無施錠の窓やドアからの侵入が約半数

住宅への侵入窃盗の侵入方法別認知件数を分析すると、最も多いのは鍵の閉め忘れによる「無締り」で、全体の約46.8%を占めています。次いで「ガラス破り」が26.2%を占めています。一方、ピッキングやサムターン回しなどいわゆる「施錠開け」の手口は、対策が進んだドアや錠の増加により年々減少し、現状では8.0%に過ぎません。

泥棒は「鍵をかけ忘れている窓はないか」「周囲に気づかれずに破壊できる窓はないか」という視点で標的を探すとされています。
また、ゴミ出しなどの際に「すぐ戻るから」と油断して施錠をしなかったために侵入されるケースも少なくありません。

自宅と家族を泥棒から守るためには、「見られているかもしれない」という意識を常に持ち、施錠を徹底することが重要です。
さらに、侵入経路になりそうな窓については、できる限り死角を減らす工夫をし、防犯フィルムや補助錠、警報ブザーなどの対策を施しておくことが大切です。

住宅の形態によって変わる侵入手口

住宅の形態によって変わる侵入手口

「住宅」と一口に言っても、その形態は一戸建て住宅から高層マンションまで様々であり、侵入口や侵入手段にも異なる傾向が見られます。
2022年における住宅に対する強盗(闇バイト)の侵入口および侵入手段について、住宅の形態別に分析した内容を以下に示します。

一戸建て住宅においては、「窓」から「ガラス破り」の手口で侵入するケースが非常に多いことがわかります。一方、4階建て以上の共同住宅では、「表出入口」、すなわち「玄関」から「施錠開け」の手口で侵入する例が最も多くなっています。しかし、同じ共同住宅でも3階建て以下であれば、一戸建て住宅と同様に「窓」からの「ガラス破り」が主要な侵入手段です。

特に注目すべきは、4階建て以上の共同住宅における「表出入口」の「無締り」が顕著である点です。高層マンションの上層階では、エントランスにオートロック扉が設置されているため、住民がゴミ捨てや短時間の買い物の際に玄関を施錠しないという油断が狙われています。加えて、高層マンションでも「窓」から「ガラス破り」で侵入されるケースが比較的多く見受けられます。窃盗犯は屋上や非常階段を使い、ベランダに侵入した後、隣の住戸へと移動しながら次々と犯行を繰り返すことがあります。マンションでは、ベランダが周囲から見えにくい死角となっていることが多く、ガラス破りが行いやすい環境であることも被害拡大の要因となっています。

また、詳細は不明ですが、侵入犯が「合鍵」を使用し「表出入口」から侵入するケースの認知件数は年間で985件に達しています。そのため、鍵を厳重に管理することはもちろん、住所が記載されたものと一緒に持ち歩かない、鍵番号を他人から見えないように保管するなどの配慮が必要です。さらに、家の鍵の写真を不用意にSNSに投稿することが原因で複製され、被害に遭ったケースもありますので、鍵の写真は撮らないようにしましょう。

まとめ

日頃の防犯対策の積み重ねが、人命やご家財を守るための鍵となります。
ホームセキュリティサービスを導入することも、空き巣の侵入を察知し、迅速に対応するための有効な手段です。